伸びしろ

プロ野球のチームはどこも同じだと思いますが、1月は新人がチームに加入し、合同自主トレを行います。(12月と1月は拘束期間外のため名目上は『自主トレ』)

ファイターズも新人合同自主トレが始まって2クールが過ぎました。

毎年新人の前評判というのは高いのですが、今年は特にアスリート軍団と言われています(した)。

しかし、蓋を開けてみるとやはり“普通”なんです。正直野球の実力というのはキャンプや実践が始まってみないと分からないですが、動き方というか動きの質という意味でやはり“普通”です。普通というのは例年の新人と変わりないということです。

数々の競争を勝ち抜き、ドラフトされてプロ野球に入るにはやはり実力は相当なものでしょう。(競技人口810万人と言われる中で毎年ドラフトされるのはたったの100人程度。) それでもウォームアップの中でも出来ない動きは多いし、力発揮をするにもやっぱりまだまだ下手なわけで、筋力自体も低いです。

逆に考えれば伸びしろはたっぷりあるわけですが、今年入団した8人の伸びしろだけでなく、アマチャア全体の伸びしろはとても広いんだろうなと思います。野球をするにあたって、いや、一アスリートとして、洗練されるべき動き、筋肉、身のこなしというのはアマチュアの段階でもっともっと教育されるべきだと思います。それが出来れば侍JAPANの底上げも図れると思うのですが・・・。

それと、やはり“野球しかできない”というのがやはり気になります。物心ついたときから野球ばかりやってきた野球エリートであれば仕方がないのでしょうが、もっと多くの遊びやスポーツに触れて『幅広い身のこなし』を身につけて欲しいと思います。

ともあれ、伸びしろたっぷりの選手たちに乞うご期待。僕自身これから彼らがどうなっていくのか楽しみです。責任も重大ですね。

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