失敗の練習
“I can accept failure. But I can’t accept not trying.”-Michael Jordan
NBAの名選手、マイケルジョーダンの言葉です。日本のことわざでも“失敗は成功のもと”という言葉がありますね。
人が成長するには失敗という経験は欠かせないと思うのです。失敗を恐れてトライをしないというのは往々にしてよくあるケースだと思いますが、世の中、毎回毎回成功することはありませんから、物事のトライには失敗はつきものです。逆に言えば失敗をしたことがないというのは、トライをしたことがないとほぼ同義だと言ってもいいぐらいです。2回のトライ、2回の成功で成功率100%よりも、100回のトライ、5回成功で成功率5%の方が価値が高いと考えられはしないでしょうか。この考え方から、私は成功率よりもトライの数を意識するようにしています。
ちなみに、失敗が成長のもとになるのはトライが意図や目的を持ったトライであるときで、且つ振り返りができる場合に限ります。そうでなければ単純に“ミス”ということで終わります。失敗から学び、成長するためにはトライから次のトライまでをつなげて振り返り考える必要があります。だからトライ&エラーというのは本来はトライ&エラー&トライでひとセットです。
と、ここまでは巷の啓発本によく書かれていることですが、、、
大事なのはここからで、スポーツにおいてはこれが大量に体験できるということです。一球一球、1プレー1プレーにおいて失敗と修正を繰り返して上達を目指します。実社会の実体験としての失敗はなかなか重たいかもしれませんが、スポーツという疑似体験の環境においては実社会に大きな影響を及ぼすことなく失敗を体験できます。更に言えばスポーツではそれが数秒単位で訪れる点を考えると、どれだけ学びの頻度が高いかが分かります(テニスでは2秒に一度その機会が訪れる)。
こういった実社会で活かせるトライ&エラー&トライを学ぶ体験こそがスポーツにおける価値であると考えられます。先に述べたように実社会では失敗をなかなか受け入れが出来にくいと思いますが、失敗とは学びの機会であるという体験をできるのがスポーツですから、こんなに成長できるコンテンツはありません。日本は特に他者評価を受ける教育制度になっていますから、失敗を恐れる子どもは(大人も)往々にして見られます。プロでない以上、スポーツにおける失敗はお金も減らないし命も取られませんから、スポーツというのは失敗をする練習の場であり、失敗を他者に晒すよい経験の場とも言えます。こういうことが伝えられ、さらにコーチングできるようになれば我々の職業価値は格段に上がるものと信じています。
「私は失敗したのではない。10,000通りのうまくいかない方法を見つけたのだ。」―トーマス・エジソン―
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