家庭菜園に選手育成を重ねる

先日、夏野菜を植えました。 今回は苗から。 収穫が楽しみです。 さて、冬はほうれんそうと小松菜をたくさん作ったのですが、種から育てるときに毎回思うことがあります。 それは間引きの時。 育ちの良い芽もあれば悪い芽もある。 職業病とも言えるでしょうか、それが子どもたちへの運動指導に重なってしまって。 野菜を育てる鉄則としては育ちが悪い芽は摘んでいく。 そうすると育ちが良い芽がより元気になっていく。 早熟が残って晩熟は残らない。 それがなんだか寂しくて。 少し離れたところにポツンと植えてかえてやる。 そうすれば育ちが悪い芽もなんとか成長するチャンスがあるんじゃないかって。 運動指導も同じ。 同世代の中では今は劣っていても伸ばせるポテンシャルはあるはず。篩(ふるい)にかけるのではなく、どうしたらその子を伸ばせるかを考える。 その子が伸びていない理由はなにか。 練習量?運動経験?家族構成?育て方?それとも愛?子どもであればいろいろな要素が絡んできます。なんとかそれを見つけて伸ばしてあげたいなと。いや、伸ばしてあげたいというのはおこがましいですね。私にできるのはその子が伸びる環境を整えてあげること。 伸びる伸びないはその子次第ではなく、環境次第だから。 さて、野菜の話に戻りますと、実際に前述のようにポツンと植え替えた芽が元気よく育ったケースがありました。 そして収穫期には早熟のやつをどんどん収穫する。まだ育っていないやつに育ってもらうために。貧乏性という性格も相まって間引きも極力少なくして、育ちが悪いやつも育ちがいい奴が抜けた後に収穫ができるようにしています。(玄人はそんな野菜の育て方はしないのでしょうけども。) 子どもの育成も似たようなことがありますよね。 植物は正直です。 育て方を間違えなければ応えてくれます。 ところが人間はそうはいきません。 早熟とか晩熟とか、見極めも難しければ、育成も一筋縄ではいきません。 きっとそれが醍醐味なんですよね。 子どもの未来のために勉強します。 こちらは去年の夏野菜 なかなかの出来でした